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外壁塗装におすすめの塗料・色・外壁材を徹底解説【2026年最新版】

この記事で解決できるお悩み
  • 外壁塗装におすすめの塗料を知りたい
  • 外壁塗装で失敗しにくい色選びのコツを知りたい
  • 外壁材の種類と特徴を比較したい

外壁塗装を検討するときに悩みやすいのが、「どの塗料を選べばいいのか」「色は何色がいいのか」「外壁材まで見直すべきなのか」という点です。

外壁塗装は頻繁に行う工事ではないため、塗料の種類やメーカー、外壁材ごとの違いまで詳しく知っている人は多くありません。

結論からいうと、一般的な戸建て住宅では、費用と耐久性のバランスを重視するならシリコン塗料やラジカル制御形塗料、長期的なメンテナンス回数を減らしたいならフッ素塗料や無機塗料が候補になります。

色は、汚れの目立ちにくさを重視するならベージュ・グレー・アイボリー系、遮熱性を意識するなら明るめの色を選ぶと失敗しにくいです。

この記事では、外壁塗装におすすめの塗料・色・外壁材を、初心者にもわかりやすく整理して解説します。

まずは結論|目的別におすすめを整理

外壁塗装では、すべての住宅に共通する「絶対におすすめの塗料」はありません。予算、築年数、外壁材、日当たり、今後の住み替え予定によって向き不向きが変わります。

重視したいこと候補にしたい選び方
費用と耐久性のバランスシリコン塗料・ラジカル制御形塗料
長くきれいに保ちたいフッ素塗料・無機塗料
初期費用を抑えたいシリコン塗料を中心に比較。短期使用ならウレタン塗料も候補
汚れを目立ちにくくしたいベージュ・グレー・アイボリー・ブラウン系
暑さ対策を意識したい明るい色・遮熱塗料を検討
外壁材も見直したい窯業系サイディング・金属系サイディング・樹脂系サイディングを比較

迷ったときは、価格だけで決めるのではなく、「何年住む予定か」「次のメンテナンス時期をどう考えるか」「外壁材との相性は問題ないか」を業者に確認しましょう。

目次

外壁塗装におすすめの塗料とは?耐久性とコストの違いに注目

外壁塗装の塗料には複数の種類があり、種類ごとに耐久性・価格・機能が異なります。

ただし、塗料の耐用年数はあくまで目安です。実際の持ちは、日当たり、雨風、海沿いかどうか、下地の状態、施工品質などによって変わります。

そのため、塗料を選ぶときは「耐用年数が長いから良い」と単純に判断せず、自宅の外壁に合うかどうかを確認することが大切です。

【種類別】外壁塗装の塗料の耐久性とコスト

主な外壁塗料の費用相場と耐用年数の目安は、以下のとおりです。

なお、費用は塗料代だけでなく、下地処理・塗装回数・施工面積・地域・業者の見積もり条件によって変わります。表の金額は比較のための目安として確認してください。

種類ごとの耐用年数とコストの目安
塗料の種類費用相場
1㎡あたり
耐用年数の目安
アクリル塗料1,200〜1,800円5〜8年
ウレタン塗料1,800〜2,500円7〜10年
シリコン塗料2,000〜3,500円10〜15年
ラジカル制御形塗料2,500〜4,000円12〜16年
フッ素塗料3,500〜5,000円15〜20年
無機塗料4,500〜5,500円18〜25年
高機能系塗料3,500〜5,500円製品により異なる

次に、各塗料の特徴を見ていきましょう。

アクリル塗料

アクリル塗料は、外壁塗装に使われる塗料の中でも比較的安価な塗料です。

ただし、耐用年数は短めです。現在の住宅外壁では主流とはいえず、短期間で塗り替える予定がある建物や、費用をできるだけ抑えたいケースで検討されることがあります。

ウレタン塗料

ウレタン塗料は、密着性や柔軟性があり、付帯部の塗装などで使われることがあります。

外壁全体に使う場合は、シリコン塗料やラジカル制御形塗料より耐用年数が短くなりやすいため、長期的なコストも含めて比較することが大切です。

シリコン塗料

シリコン塗料は、住宅の外壁塗装でよく検討される標準的な塗料です。

価格と耐久性のバランスが取りやすく、初めて外壁塗装をする人でも比較しやすい塗料といえます。

外壁塗装費用を抑えながら、一定の耐久性も確保したい場合は、まず候補に入れたい塗料です。

ラジカル制御形塗料

ラジカル制御形塗料は、塗膜の劣化因子であるラジカルの発生を抑えることで、チョーキングなどの劣化を抑制する塗料です。

「ラジカル塗料」という呼び方もありますが、厳密には塗料の主成分を表す名称ではなく、劣化を抑える機能に注目した分類です。

そのため、実際には「ラジカル制御形シリコン塗料」のように、樹脂の種類と組み合わせて考えると理解しやすいです。

フッ素塗料

フッ素塗料は、フッ素樹脂を用いた高耐候な塗料です。

シリコン塗料やラジカル制御形塗料より価格は高くなりやすいものの、耐用年数が長いため、長期的なメンテナンス回数を減らしたい人に向いています。

塗り替えが難しい建物や、できるだけ長く美観を保ちたい住宅で検討されやすい塗料です。

高機能系塗料

高機能系塗料には、低汚染性、遮熱性、防藻・防カビ性など、特定の機能を高めた製品があります。

「ナノテク塗料」と呼ばれる製品もこの範囲で紹介されることがありますが、性能はメーカーや商品によって異なります。

選ぶときは、商品名だけで判断せず、カタログや仕様書で期待耐用年数、適用下地、保証条件を確認しましょう。

無機塗料

無機塗料は、無機成分を含む高耐候な塗料です。

外壁用では、無機成分と有機樹脂を組み合わせたハイブリッド型が一般的です。紫外線に強い無機成分の性質を活かし、長期間の耐候性を狙えるのが特徴です。

価格は高めですが、長く住む予定があり、メンテナンス回数を減らしたい人には候補になります。

おすすめの塗料1|パーフェクトトップSi(旧パーフェクトトップ)

1つめのおすすめ塗料は、日本ペイントのパーフェクトトップSiです。

パーフェクトトップSiは、以前「パーフェクトトップ」として販売されていた塗料の名称変更後の商品です。ラジカル制御技術を採用しており、費用と耐候性のバランスを重視したい人に向いています。

特徴は、外壁の美観を保ちやすいことです。親水性により雨水が塗膜表面に広がりやすく、汚れを洗い流しやすい性質があります。

標準的な外壁塗装で使いやすく、初めて塗料を選ぶ人でも比較対象に入れやすい商品です。

おすすめの塗料2|アレスダイナミックTOP

2つめのおすすめ塗料は、関西ペイントのアレスダイナミックTOPです。

アレスダイナミックTOPは、ラジカル制御技術により高い耐候性を目指した水性塗料です。防カビ・防藻性や低臭性も特徴として挙げられます。

また、専用の強化剤などを組み合わせることで、湿潤面や高湿度環境での施工性を高められる点も特徴です。

ただし、雨の日に常に塗装できるわけではありません。実際に施工できるかどうかは、天候、下地の状態、使用する下塗り材や強化剤、メーカーの施工仕様によって判断されます。

おすすめの塗料3|エスケープレミアムシリコン

3つめのおすすめ塗料は、エスケー化研のエスケープレミアムシリコンです。

エスケープレミアムシリコンは、ラジカル制御技術を採用した水性1液型のシリコン樹脂塗料です。公式の期待耐用年数は14〜16年とされており、価格と耐候性のバランスを重視したい人に向いています。

低汚染性、防カビ・防藻性があり、仕上がりの艶も選べます。

艶のある仕上がりが好きな人には向いていますが、落ち着いたマットな質感を希望する場合は、艶の種類や見本板を確認してから選びましょう。

おすすめの塗料メーカー3選

続いて、代表的な塗料メーカーを紹介します。メーカーごとに得意な塗料や商品ラインナップが異なるため、塗料を比較するときの参考にしてください。

①日本ペイント

日本ペイントは、1881年創業の大手塗料メーカーです。住宅用塗料だけでなく、建築用・自動車用・工業用など幅広い分野の塗料を展開しています。

日本ペイントの代表的な商品
  • パーフェクトシリーズ
  • サーモアイシリーズ
  • ピュアライドシリーズ

パーフェクトシリーズは、ラジカル制御技術を採用した塗料として知られています。遮熱塗料や低汚染塗料などの商品も多く、目的に合わせて選びやすいメーカーです。

②関西ペイント

関西ペイントは、1918年設立の大手塗料メーカーです。住宅用から工業用まで幅広い塗料を展開しており、外壁塗装でもよく比較対象に入るメーカーです。

関西ペイントの代表的な商品
  • アレスダイナミックシリーズ
  • アレスアクアシリーズ
  • セラMシリーズ

アレスダイナミックシリーズは、ラジカル制御技術や低汚染性、防カビ・防藻性などを備えた商品として知られています。

施工条件に配慮した商品もあるため、梅雨時期や湿度が気になる時期に工事を検討している場合は、業者に適用条件を確認してみましょう。

③アステックペイント

アステックペイントは、2000年設立の塗料メーカーです。建築用塗料の研究開発・製造・販売を行っており、遮熱塗料や低汚染塗料などを展開しています。

アステックペイントの代表的な商品
  • 超低汚染リファインシリーズ
  • REVOシリーズ
  • スーパーシャネツサーモシリーズ

比較的新しいメーカーですが、外壁塗装業者で取り扱われる機会も増えています。採用する場合は、施工実績や保証条件、外壁材との相性を確認して選びましょう。

外壁塗装の塗料はさまざまな要素を考慮して選ぼう

塗料を選ぶときに押さえたいポイントは、以下のとおりです。

  • 予算と塗料の価格
  • 期待耐用年数
  • 遮熱性・低汚染性・防カビ性などの機能
  • 建物の立地や日当たり
  • 外壁材と塗料の相性
  • 今後のメンテナンス計画
  • 住み替えや建て替えの予定

「安いから」「耐用年数が長いから」という理由だけで塗料を決めると、外壁材との相性や必要な機能を見落とす可能性があります。

塗料を決める前に、現地調査を行ったうえで、複数の候補を提示してくれる外壁塗装業者に相談しましょう。

外壁塗装で人気の色と色選びのコツ

外壁塗装では、塗料の性能だけでなく色選びも重要です。

外壁の色によって住宅の印象は大きく変わります。また、汚れの目立ちやすさ、色あせの感じ方、日射の反射しやすさにも違いがあります。

色見本だけで決めると、実際に塗ったときに「思ったより明るい」「面積が大きくなると派手に見える」と感じることがあります。できれば大きめの見本板を屋外で確認し、朝・昼・夕方の見え方も比較しましょう。

外壁の汚れが目立ちにくい塗料色

外壁は、雨だれ、土ぼこり、排気ガス、コケ、カビなどの影響を受けます。

汚れを完全に防ぐことはできませんが、汚れと近い色を選ぶと目立ちにくくなります。

汚れが目立ちにくい色
  • グレー系
  • ベージュ系
  • アイボリー系
  • ブラウン系
汚れが目立ちやすい色
  • ホワイト系
  • ブラック系
  • 原色に近いレッド・ブルー・イエロー系

ホワイト系は黒ずみや雨だれが目立ちやすく、ブラック系は白っぽい汚れや砂ぼこりが目立ちやすい傾向があります。

汚れにくさを重視するなら、極端に明るい色や暗い色よりも、中間色を選ぶと失敗しにくいです。

遮熱性を意識するなら明るい色を選ぶ

外壁の暑さ対策を考える場合は、断熱性ではなく「遮熱性」に注目しましょう。

一般的に、明るく薄い色は日射を反射しやすく、暗く濃い色は熱を吸収しやすい傾向があります。

遮熱性を意識しやすい色
  • ホワイト系
  • ベージュ系
  • アイボリー系
  • ライトグレー系
熱を吸収しやすい色
  • ブラック系
  • ダークグレー系
  • 濃いブラウン系
  • 濃いネイビー系

ただし、色だけで室内温度が大きく変わるとは限りません。暑さ対策を重視するなら、遮熱塗料の採用や屋根塗装、断熱材、窓まわりの対策もあわせて検討しましょう。

時間が経っても色あせが目立ちにくい塗料色

外壁は紫外線や雨風を受け続けるため、経年によって少しずつ色あせます。

色あせを目立ちにくくしたい場合は、彩度が低い落ち着いた色を選ぶのがおすすめです。

色あせが目立ちにくい色
  • ベージュ系
  • アイボリー系
  • グレー系
  • 淡いブラウン系
色あせが目立ちやすい色
  • 鮮やかなレッド系
  • 鮮やかなイエロー系
  • 鮮やかなパープル系
  • 原色に近いアクセントカラー

アクセントカラーとして鮮やかな色を使う場合は、日差しが強く当たる面を避ける、面積を小さくするなどの工夫をすると失敗しにくくなります。

外壁塗装で人気の塗料色5選

ここからは、外壁塗装で選ばれやすい色を5つ紹介します。

1. ベージュ系

ベージュ系は、汚れが目立ちにくく、住宅全体をやわらかい印象に見せやすい色です。

ホワイトより落ち着きがあり、ブラウンより明るく見えるため、幅広い住宅に合わせやすいのがメリットです。

屋根をブラック系やブラウン系にすると、全体が引き締まって見えます。ホワイト系やブラウン系とのツートンカラーにも向いています。

2. ホワイト系

ホワイト系は、明るく清潔感のある印象を与えやすい色です。

日射を反射しやすい一方、雨だれや黒ずみは目立ちやすいため、低汚染塗料との相性も確認しておきましょう。

同じホワイトでも、青みのあるクールホワイト、黄みのあるウォームホワイト、やわらかいアイボリー寄りの白では印象が変わります。見本板で確認してから選ぶことが大切です。

3. グレー系

グレー系は、汚れが目立ちにくく、落ち着いた印象を作りやすい色です。

ライトグレーなら明るく上品に、ダークグレーならモダンで重厚な印象になります。

ライトグレーとダークグレーを組み合わせたツートンカラーも人気ですが、面積が大きいと暗く見えすぎることがあるため、配色バランスを確認しましょう。

4. ブラウン系

ブラウン系は、落ち着きや温かみを演出しやすい色です。

土ぼこりや雨だれが目立ちにくく、外構や植栽ともなじみやすいのがメリットです。

濃いブラウンは重く見えることがあるため、ベージュやアイボリーを組み合わせるとバランスを取りやすくなります。

5. ブラック系

ブラック系は、モダンで存在感のある外観を作りたい人に向いています。

一方で、白っぽい汚れや砂ぼこりが目立ちやすく、熱を吸収しやすい点には注意が必要です。

外壁全体をブラックで統一すると重く見えることがあるため、グレー系や木目調、ブラウン系をアクセントに使うと自然にまとまりやすくなります。

おすすめの外壁材とは?種類・特徴とおすすめ外壁材メーカー

外壁をリフォームする場合、塗装だけでなく、外壁材の張り替えやカバー工法を検討するケースもあります。

外壁材を変えると、見た目だけでなく、断熱性、耐震性、メンテナンス性も変わります。塗装で対応できる劣化なのか、外壁材の交換まで必要なのかは、現地調査で確認してもらいましょう。

【種類別】外壁材の特徴とコスト

主な外壁材の費用相場とメンテナンス周期の目安は、以下のとおりです。

費用は、材料費だけでなく、既存外壁の撤去、下地補修、防水処理、シーリング、足場の有無によって大きく変わります。

外壁材ごとの費用相場とメンテナンス性の目安
外壁材の種類費用相場
1㎡あたり
メンテナンス周期の目安
モルタル1,500〜4,000円5〜10年
窯業系サイディング3,500〜5,000円7〜10年
金属系サイディング4,000〜6,000円10〜15年
木質系サイディング6,000〜8,000円7〜10年
樹脂系サイディング7,000〜9,000円10〜20年
タイル7,000〜9,000円10〜15年
ALC
軽量気泡コンクリート
7,000〜15,000円10〜15年

次に、外壁材ごとの特徴を紹介します。

モルタル

モルタルは、セメント・砂・水などを混ぜて仕上げる外壁材です。

継ぎ目のない外観にしやすく、仕上げ方によってデザインの自由度が高いのが特徴です。

一方で、ひび割れが起きることがあるため、定期的な点検と補修が欠かせません。

窯業系サイディング

窯業系サイディングは、セメント質原料と繊維質原料などを板状に成形した外壁材です。

デザインの種類が多く、レンガ調・タイル調・石目調などを選べます。日本の戸建て住宅で広く使われている外壁材です。

ただし、目地のシーリングは劣化しやすいため、外壁表面だけでなく目地部分の点検も必要です。

金属系サイディング

金属系サイディングは、金属板と断熱材を組み合わせた外壁材です。

比較的軽量で、カバー工法にも使われやすいのが特徴です。断熱材一体型の商品も多く、寒冷地やリフォームで検討されることがあります。

沿岸部では塩害の影響を受けることがあるため、素材や塗膜、保証条件を確認しましょう。

木質系サイディング

木質系サイディングは、天然木や木材を主原料とした外壁材です。

自然な木目や温かみのあるデザインを演出できます。

一方で、湿気や紫外線の影響を受けやすいため、塗装や防腐処理などのメンテナンスを前提に選ぶ必要があります。

樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を主原料とする外壁材です。

軽量で、凍害や塩害に強い商品が多く、メンテナンス性を重視する人に向いています。

ただし、日本では取り扱い業者や商品ラインナップが限られる場合があるため、施工実績のある業者に相談しましょう。

タイル

タイルは、粘土や石などを焼き固めて作られる外壁材です。

耐候性が高く、高級感のある外観にしやすいのが特徴です。

ただし、初期費用は高くなりやすく、下地や目地の劣化、浮き・剥がれの点検も必要です。

ALC(軽量気泡コンクリート)

ALCは、軽量気泡コンクリートを使った外壁材です。

軽量で、断熱性・耐火性・遮音性に配慮しやすい外壁材として使われます。

一方で、吸水を防ぐための塗装やシーリングの管理が重要です。メンテナンスを怠ると、劣化が進みやすくなるため注意しましょう。

おすすめの外壁材1|窯業系サイディング

1つめのおすすめ外壁材は、窯業系サイディングです。

窯業系サイディングのメリット
  • デザインの選択肢が多い
  • コストパフォーマンスを重視しやすい
  • 施工対応できる業者が多い
  • 耐火性に配慮しやすい

窯業系サイディングは、デザイン性と価格のバランスが取りやすい外壁材です。

レンガ調、タイル調、石目調、木目調など選択肢が多いため、好みの外観を作りやすいのが特徴です。

ただし、外壁材本体だけでなく、シーリングの劣化にも注意が必要です。外壁塗装のタイミングで、目地の打ち替えや増し打ちも確認しましょう。

おすすめの外壁材2|金属系サイディング

2つめのおすすめ外壁材は、金属系サイディングです。

金属系サイディングのメリット
  • 軽量でリフォームに使いやすい
  • 断熱材一体型の商品が多い
  • ひび割れのリスクが少ない
  • 凍害に強い商品がある

金属系サイディングは、既存外壁の上から施工するカバー工法で使われることがあります。

比較的軽量なため、建物への負担を抑えながら外観を変えたい場合に検討しやすい外壁材です。

ただし、沿岸部や錆が発生しやすい環境では、素材や塗膜の仕様をよく確認しましょう。

おすすめの外壁材3|樹脂系サイディング

3つめのおすすめ外壁材は、樹脂系サイディングです。

樹脂系サイディングのメリット
  • 凍害・塩害に強い商品が多い
  • メンテナンス性を重視しやすい
  • 軽量で建物への負担を抑えやすい
  • 汚れを落としやすい商品がある

樹脂系サイディングは、凍害や塩害が気になる地域で候補になりやすい外壁材です。

価格は高めになりやすいものの、メンテナンスの手間を減らしたい人には向いています。

ただし、施工できる業者や選べるデザインが限られる場合があるため、事前に取り扱い実績を確認しましょう。

おすすめの外壁材メーカー3選

続いて、代表的な外壁材メーカーを紹介します。

1. ニチハ

ニチハは、1956年設立の外壁材メーカーです。窯業系サイディングで高いシェアを持ち、デザインの選択肢も豊富です。

ニチハの代表的な商品
  • プレミアムシリーズ
  • モエンサイディングシリーズ
  • センターサイディングシリーズ

ニチハの窯業系サイディングには、雨で汚れを洗い流しやすくするマイクロガード機能を備えた商品があります。

また、条件を満たす商品・工法では、変色・褪色30年保証に対応するシリーズもあります。保証内容は商品や施工条件で変わるため、契約前に対象範囲を確認しましょう。

2. ケイミュー

ケイミューは、窯業系サイディングや屋根材を展開する外装材メーカーです。

ケイミューの代表的な商品
  • 光セラシリーズ
  • Legerairシリーズ
  • 親水コートシリーズ

光セラシリーズは、光触媒の力で汚れを分解し、雨で洗い流しやすくする機能が特徴です。

Legerairシリーズでは、光触媒に銅を配合することで防藻性能を高めた商品も展開されています。

3. LIXIL外装商品(旧旭トステム外装)

旭トステム外装は、現在は金属・樹脂サイディング関連事業がLIXILへ移管されています。商品を検討する際は、最新のカタログや問い合わせ窓口を確認しましょう。

代表的な外装商品
  • Danサイディングシリーズ
  • WALL-Jシリーズ
  • SHiZENシリーズ

金属系サイディングや樹脂系サイディングを検討する場合は、商品仕様、施工可能地域、保証条件を確認したうえで比較しましょう。

外壁塗装を成功させるためのポイント

外壁塗装を成功させるために大切なのは、塗料や色だけではありません。外壁の状態を正しく診断し、必要な工事をわかりやすく説明してくれる業者を選ぶことが重要です。

同じ塗料を使っても、下地処理や塗布量、乾燥時間、施工管理が不十分だと、本来の性能を発揮しにくくなります。

ここでは、外壁塗装業者を選ぶときに確認したいポイントを紹介します。

外壁塗装業者を選ぶときのポイント

外壁塗装業者を選ぶときのポイントは、以下の7つです。

  1. ヒアリングは丁寧か
  2. 現地調査を行うか
  3. 診断書や写真で状態を説明してくれるか
  4. 見積もりはわかりやすいか
  5. 契約を急がせる悪質な業者ではないか
  6. 工事実績を確認できるか
  7. 口コミや評判に不自然な点がないか

①ヒアリングは丁寧か

外壁塗装では、外壁の状態、外壁材、塗装面積、希望する色や予算によって最適なプランが変わります。

丁寧な業者は、見積もり前に現在の悩みや希望、過去のメンテナンス履歴を確認します。

反対に、十分なヒアリングをせずにすぐ契約を進めようとする業者は注意が必要です。

②現地調査を行うか

正確な見積もりを出すには、現地調査が欠かせません。

電話や写真だけでは、ひび割れ、シーリングの劣化、雨漏りの可能性、下地の傷みなどを正確に判断できないことがあります。

現地調査では、担当者が約束の時間どおりに訪問したか、調査内容を説明してくれたか、外壁以外の付帯部も確認したかを見ておきましょう。

③診断書や写真で状態を説明してくれるか

現地調査後は、外壁の劣化状況を写真や診断書で説明してくれる業者を選びましょう。

診断書には、ひび割れ、チョーキング、シーリング劣化、付帯部の傷みなどが記載されます。

「どこが劣化しているのか」「なぜ補修が必要なのか」を説明できない業者は、提案内容の妥当性を判断しにくいため注意が必要です。

④見積もりはわかりやすいか

見積もりでは、総額だけでなく、工事項目ごとの内訳を確認しましょう。

特に以下の項目が明記されているかを見ると、比較しやすくなります。

スクロールできます
確認項目見るべきポイント
足場足場代・飛散防止ネットの費用が分かれているか
高圧洗浄洗浄面積と単価が明記されているか
下地処理ひび割れ補修やシーリング工事の内容があるか
塗料メーカー名・商品名・塗装回数が書かれているか
付帯部雨樋・破風板・軒天などの塗装範囲が明確か
保証保証年数だけでなく、対象範囲も説明されているか
諸経費一式表記だけでなく、内容を説明してもらえるか

外壁塗装の見積もり書の見方については、以下の記事でも詳しく解説しています。

⑤契約を急がせる悪質な業者ではないか

外壁塗装では、訪問販売や無料点検をきっかけに、契約を急がせるトラブルもあります。

以下のような業者には注意しましょう。

  • 「今日契約すれば大幅値引き」と即決を迫る
  • 必要以上に不安をあおる
  • 根拠が不明なオリジナル塗料だけを強くすすめる
  • 極端な値下げをアピールする
  • 見積もり金額が相場から大きく外れている
  • 契約前に詳細な見積書を出さない

たとえば、「足場代無料」と説明されても、他の項目に費用が上乗せされている場合があります。

不安を感じたときは、その場で契約せず、家族や第三者に相談しましょう。訪問販売などでは、条件を満たせばクーリング・オフの対象になる場合もあります。

⑥工事実績を確認できるか

外壁塗装業者を選ぶときは、工事実績も確認しましょう。

「施工実績が多い=必ず優良業者」とは限りませんが、過去の施工例を見ることで、得意な住宅タイプや仕上がりの傾向を判断しやすくなります。

公式サイトに施工写真がある場合は、施工前後の写真、使用塗料、工事内容、地域、工期などが記載されているか確認しましょう。

⑦口コミや評判に不自然な点がないか

口コミを確認するときは、良い口コミだけでなく、低評価の内容にも目を通しましょう。

公式サイトのお客様の声は、基本的に良い内容が中心です。Googleの口コミや地域の評判も参考にしながら、対応の早さ、説明の丁寧さ、施工後の対応に問題がないか確認しましょう。

ただし、口コミだけで判断するのではなく、見積書や現地調査時の対応と合わせて総合的に判断することが大切です。

業者選びでは複数会社から相見積もりを取ろう

外壁塗装業者を比較するには、2〜3社を目安に相見積もりを取るのがおすすめです。

1社だけでは、提示された金額が高いのか安いのか判断しにくく、工事内容の妥当性も比較できません。

相見積もりを取るときは、同じ条件で依頼しましょう。塗装面積、塗料のグレード、塗装回数、シーリング工事、付帯部塗装の範囲が違うと、金額だけでは正しく比較できません。

外壁塗装業者の比較は一括見積もりサイトも選択肢

複数の業者に個別で連絡するのが大変な場合は、外壁塗装の一括見積もりサイトを使う方法もあります。

一括見積もりサイトを使うと、対応エリアの業者を比較しやすくなります。ただし、紹介された業者にそのまま決めるのではなく、見積書の内容や現地調査時の対応を必ず確認しましょう。

ここでは、代表的な一括見積もりサイトを3つ紹介します。

おすすめ一括見積もりサイト1|ぬりマッチ

ぬりマッチは、リビン・テクノロジーズ株式会社が運営する外壁塗装・屋根塗装の一括見積もりサイトです。

公式サイトでは、最大4社の外壁塗装業者を比較できると案内されています。入力後にオペレーターが内容を確認する仕組みのため、初めて外壁塗装を検討する人でも相談しやすいサービスです。

おすすめ一括見積もりサイト2|ヌリカエ

ヌリカエは、外壁塗装・屋根塗装などの会社探しに使えるサービスです。

専門アドバイザーに相談できるほか、地域や工事内容に合わせて業者を探せる点が特徴です。複数の業者を比較したい人や、まず費用感を知りたい人に向いています。

利用する際は、紹介された業者の見積書や施工実績、保証内容を自分でも確認しましょう。

おすすめ一括見積もりサイト3|タウンライフ 外壁塗装

タウンライフ 外壁塗装は、外壁塗装や屋根塗装の見積もりを複数社で比較できるサービスです。

依頼する業者を選びながら比較できるため、ある程度自分でも業者を見比べたい人に向いています。

一括見積もりサイトは便利ですが、最終的には現地調査、見積書、説明のわかりやすさ、保証内容をもとに判断しましょう。

おすすめを参考に外壁塗装の色や塗料、外壁材を決めよう

外壁塗装では、塗料・色・外壁材の選び方によって、費用、耐久性、見た目、メンテナンス性が変わります。

費用と耐久性のバランスを重視するなら、シリコン塗料やラジカル制御形塗料が候補になります。長期的なメンテナンス回数を減らしたいなら、フッ素塗料や無機塗料も比較しましょう。

色選びでは、汚れの目立ちにくさ、遮熱性、色あせの目立ちにくさを考えることが大切です。ベージュ・グレー・アイボリー系は、初心者でも比較的選びやすい色です。

外壁材まで見直す場合は、窯業系サイディング、金属系サイディング、樹脂系サイディングなどの特徴を比較し、自宅の状態や地域環境に合うものを選びましょう。

最終的には、信頼できる外壁塗装業者に現地調査を依頼し、複数の見積もりを比較したうえで判断することが大切です。

おすすめの外壁塗装に関するよくある質問

外壁塗装の色選びや塗料選びでよくある失敗は?

色選びでよくあるのは、「色見本で見た印象と、実際に塗った印象が違った」という失敗です。

小さな色見本と外壁全体では、色の明るさや濃さの感じ方が変わります。できれば大きめの見本板を屋外で確認し、日なた・日陰での見え方も比較しましょう。

塗料選びでは、必要以上に高機能な塗料を選んで費用が上がるケースや、外壁材との相性を確認せずに選んでしまうケースに注意が必要です。

外壁塗装の塗料選びで耐久性とコスト以外に見るべきポイントは?

耐久性とコスト以外にも、色、艶、遮熱性、低汚染性、防カビ・防藻性、外壁材との相性を確認しましょう。

同じ色名でも、メーカーや商品によって風合いが異なることがあります。

また、保証年数だけでなく、保証対象や条件も確認しておくと安心です。

外壁塗装の見積もりは何社から取るべき?

2〜3社を目安に見積もりを取り、工事内容と金額を比較しましょう。

比較するときは、塗料のグレード、塗装回数、シーリング工事、付帯部塗装の範囲など、条件をできるだけ揃えることが大切です。

一括見積もりサイトを使う場合も、最終的には現地調査の内容や見積書の分かりやすさ、保証内容を確認して判断しましょう。

出典

日本ペイント株式会社「建築用塗料『パーフェクトトップ』の名称変更のお知らせ」(公開日:2025年3月24日)
日本ペイント株式会社「期待耐用年数」
日本ペイント株式会社「高日射反射率塗料『パーフェクトトップSi遮熱』発売のお知らせ」(公開日:2026年4月15日)
関西ペイント株式会社「アレスダイナミックTOP」
エスケー化研株式会社「エスケープレミアムシリコン」
関西ペイント株式会社「遮熱と色について|アレスクール」
日本ペイントホールディングス株式会社「企業情報」
関西ペイント株式会社「会社概要」
株式会社アステックペイント「会社情報」
ニチハ株式会社「ニチハの活動」
ニチハ株式会社「マイクロガードの特長」
ニチハ株式会社「変色・褪色30年保証|プレミアムシリーズ」
ケイミュー株式会社「光セラ」
ケイミュー株式会社「光セラ+防藻|次世代外装パネル レジェール」
旭トステム外装「カタログを見る」
消費者庁「悪質なリフォーム事業者にご注意ください!!」
住まいるダイヤル「リフォームは複数の見積書を取って比較」
ぬりマッチ「外壁塗装と屋根塗装の一括見積もりサイト」
ヌリカエ「外壁塗装の会社探しサイト」
タウンライフ外壁塗装「外壁・屋根塗装のリフォーム」
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